スイセンノウ

      

スイセンノウ… この花 子どもの頃からなじみの花だが 当時は本当の名前を知らず 勝手に「ビロード草」と言っていたように思う
綿毛に覆われた茎や葉が気持ち悪く思えて 「ビロード草」は好きではなかった


スイセンノウ」という名を知ったのは 大人になってから…
還暦を過ぎると懐かしさからか 花の好みも「昔からある素朴な花」へと変わり スイセンノウも「嫌い」ではなくなった

    
「酔仙翁」と書くことや 別名を「フランネル草」ということは この記事を書く段にになって 初めて知った
「ビロード」では無くて「ネル」だったのだ


なんでこんな字を書くのか…と不思議
酔・仙・翁という字から連想して「仙人みたいな老人がお酒に酔った」ような花…という意味かな?と思ったら全然違った


江戸時代に京都嵯峨の「仙翁寺」というお寺に最初に伝わった花が「仙翁」と名付けられ その仲間を植物学的な分類の和名で「ナデシコ科・仙翁属」というそうな… 


そういえば 実物を見たこはないが名前は知っている高山?植物に「フシグロセンノウ」というのがある
節が黒いから「フシグロセンノウ」


じゃあ やっぱり「スイセンノウ」は酔っ払い?