ジャム?シロップ?ジュース? 〜カリン〜

いきなりですが これは私手作りの花梨ジャムです



先月下旬ころから ずっと気になっていたことが もうひとつありました

それは キッチンの片隅においていた「花梨」のこと


その花梨は ブロ友noranekoさんの「花梨ジャム作り」という11月14日の記事を読んで 1週間ほどのちにJAの野菜直売所で買ったものです


noranekoさんの記事で あの堅い花梨でジャムが出来ること知り 私も作ってみたい…と

花梨酒は口にする時が限られますが ジャムならばいつだって自由に食べられますから…

よく喉が痛くなる私には有り難い情報だったのです


JAで花梨を見つけ いざ買う段になって少し迷いました

忙しい日常を思うと 果たしてジャム作りが出来るかしら?と

でも 5個入り1袋のお値段は120円 もしダメにしたとしても金銭的な損害はしれています


こうして買った花梨ですが キッチンの片隅に置いたままで やはりジャム作りにはなかなか取りかかれませんでした


そうこうするうちに 花梨は追熟が進み香りが強くなってきました

それまでは横目でチラチラ見ていた花梨でしたが 思いきって手に取ってみると皮の一部が茶色くなっています

ああやっぱりダメにしてしまったか…

念のため包丁で切ってみると 2個は果肉が変色しかかっていましたが あとの3個は大丈夫でした

もう一刻の猶予もなりません


かくして…15日日曜日夜9時前から 3個の花梨でジャム作りを始めたのです

夜遅くなってからでもやる気が起きたのは その日の日中に ハーモニカ演奏会の司会用台本が仕上がったこと(昨日の記事)で 気持ちが軽くなっていたからでしょう



作り方は… いつものことながらネットを参考に自分なりのやり方で…


林檎を剥く要領で 花梨の皮と芯と種を取ります
 
その皮と芯と種を鍋に入れ ヒタヒタくらいの水で煮ます

沸騰してから10分あまり煮て ザルにあけ 煮汁を取ります


次に その煮汁でイチョウ切りにした果肉を 軟らかくなるまで煮ます

この時の煮汁の量の調整が難しそうです 

少ないと煮詰まって焦がしかねませんし 多すぎると次の段階の煮詰めで時間がかかり過ぎるでしょうし…

でも 私はここでも量はテキトーでした


果肉が軟らかく煮えたら ザルにあけて煮汁を取ります


取った煮汁に砂糖を加え煮詰めます

砂糖の量は 煮汁の30%が良いそうですが ここでも私はテキトーに目分量で…

煮詰めのやり方も 私流… 

私はきんとんを作る時も 文旦ジャムを作る時も 煮詰めの作業はいつも電子レンジでやっています


で 今回も煮詰めは電子レンジを利用しました

タイマーを10分位にセットしますが 途中で一旦止めてかき混ぜて またスタート…という具合に小刻みに加熱します

火にかけて煮詰めるときは 付きっきりでかき混ぜないといけませんが レンジだとその点少し楽ができます

10分ほどレンジに掛けると 少し色が濃くなりました

ときどきかき混ぜながら更に10分 そしてもう10分…


その間にガラス容器を煮沸消毒しておきます

色は濃くなり大分とろみも付いて来たので ここで仕上がりとしました

煮詰めすぎて noranekoさんの1回目のように水飴状態になってはいけませんので 用心したのです


3個の花梨から出来たのは これだけの緩いジャムでした

比較のために185g入りの缶コーヒーを置いてみました

用心しすぎたかな? 冷えてからもそれほど硬くはならず ジャムにしては緩く 濃いシロップという仕上がりでした

きっちりジャム状にしたら もっと少ない量になったでしょうね



さて 果肉はどうしようかな…

 


とりあえず一部をミルサーでペースト状にして そのまたごく一部にお砂糖を入れてレンジにかけて練りあげてみました

味見をしましたが 味はともかくとして舌触りが良くありません

この方法での果肉のジャム作りは 却下しました


それにしても ネットで検索したページを見ると 花梨のジャム作りにはさまざまなレシピがあるようです


渋味が無くて甘酸っぱい… しかも綺麗な色
 
ジャムかシロップか分からない仕上がりでしたが 私は満足しています

せっかく買った花梨の一部をダメにしてしまいましたが 全部をダメにすることなく利用できたことにもホッとしました

来シーズンには もっとたくさんの花梨ジャム作りに挑戦してみたい気分です