赤こんにゃく&八幡堀 〜近江八幡〜

年中食卓に上るこんにゃくですが 特に冬場は「おでん」とか「すき焼き」などに再三登場します

また お正月のお煮しめには欠かせない食材です


おせち料理の材料などを揃えるには少し早い時期でしたが 私はこんなこんにゃくを買ってきました

赤い色をしたこんにゃく その名も「赤こんにゃく」

袋に入ったまま撮影しましたので 分かりづらいかと思いますが レンガのような… 生レバーのような…


この「赤こんにゃく」は 滋賀県近江八幡市の特産品です

近江八幡では こんにゃくと言えば赤いのが当たり前で これが「普通の」こんにゃくなんだとか

唐辛子が入った赤いこんにゃくはありますが この「赤こんにゃく」は唐辛子が入って赤いのではないのです

この「赤こんにゃく」が赤いのは 三二酸化鉄という食品添加物によるものだとのことです
 

いつの頃か 彦根のスーパーでも近江八幡の「赤こんにゃく」を見かけるようになりましたが 私は食べる勇気がなく長年買ったことがありませんでした

はっきり言ってあの赤い色は不気味だし 鉄の味がするのではないかと勝手に思い込んでいたものですから


ところが 2006年の「はなまるマーケット」で 近江八幡市出身の女優 松居一代さんが 「おめざ」として紹介しているのを見たのがきっかけで 初めて「赤こんにゃく」を買う気になり その時紹介されていたレシピで作ってみたところ…

「赤こんにゃく」の味は普通のこんにゃくと変わりなく… そのとき私の誤解は解けたのです

 
その年の暮れ「赤こんにゃく」を買って2007年のおせちの1品に加え その後は毎年 おせちの彩りとして利用するようになりました

2007年  

2008年  

2009年

2010年  

2011年も 2012年も…

2013年は東京でお正月を過ごしたために おせちは作りませんでした


こうして馴染みになった「赤こんにゃく」ですが 普段の食生活の中ではあまり口にすることはなく わが家にとってはおせちだけの「特別な」食材となっているのです 



ところで どうして近江八幡では「赤こんにゃく」なのでしょうか

派手好みの織田信長がこんにゃくまで赤く染めさせたのが始まり…とか 左義長まつりの山車に飾られる赤紙にヒントを得て 近江商人が考案したとか

その由来には諸説あるようです



近江八幡といえば この風景「八幡堀」


 画像は近江八幡観光協会のフォトギャラリーから クリックで画像拡大します

現在放送中のNHKの朝ドラ「ごちそうさん」では め以子が荷車を引いて通るシーンなどで登場しました

そのほか時代劇にもたびたび登場するというロケの名所です

「滋賀ロケーションオフィス」の情報によると 2014年元旦午後7時20分〜NHK総合で放送の 正月時代劇「桜ほうさら」のロケもここで行われたとのこと


私が訪ねたのは随分前のことですが その時にはテレビCM用の撮影が行われていました

近江八幡… 久しぶりに訪ねてみたい街です