我が家の勝手口に 鉢植えの山椒の木があります
木の芽が出てきた頃から いちどちらしずしを作ろう・・・と思っていたのが ようやく今日実現しました
てっとり早く 「素」を混ぜるだけのちらしずしですが チリメンジャコと干しエビと黒ゴマ そして錦糸たまごを追加しています
いつもは ここに干しシイタケを甘辛く煮たものも加えるのですが 今日は省略しました
小さなお皿の方は 夫の霊前にお供えしたちらしずしです
こちらには 木の芽を散らしていません
夫は匂いにとても敏感で 香りの強い物はあまり好まなかったのです
それでもミツバやパセリやセロリは何とか食べてくれました
でも山椒だけは大の苦手で 絶対に食べませんでした
この季節 山椒味噌 木の芽和え おつゆに・・・と 私は遠慮しながらも木の芽の香りを楽しんでいたのですが きっと夫は漂ってくる香りを我慢をしてくれていたのだと思います
ちらしずしはお昼ご飯に戴きました
あ そうだ お寿司ならこのお皿・・・と 桜模様のお皿を取り出して盛りつけました
このお皿を瀬戸物市で見たときに ちらしずしを盛るイメージで買ったことを思い出したのです
朝 お供え用の器を出すときには そのことに気付かずに別のを使ってしまったので また改めて夫の分も桜模様のお皿に盛りました
もちろん木の芽は抜きで
私が生まれ育ったところも親戚のある町も 丁度今頃が「春祭り」の季節です
そのお祭りのごちそうには ちらしずしが付き物でした
そしてそのちらしずしには 必ず木の芽が添えられていたものです
子どもの頃 親戚へのお呼ばれで お皿にてんこ盛りになったちらしずしを四苦八苦しながら戴いたのも 懐かしい思い出です
なぜか ちらしずしはお茶碗でなくお皿に盛るようですね 昔も今も
我が家では お米のご飯は昼食にしか食べませんでしたが 昼食に炊き込みご飯やちらしずしを作った時には 夫はお替りはするし夕食にもそれを食べました
一杯目を食べ終わると チラっと私を見て立ち上がり ニヤニヤしながらお茶碗を持って炊飯器の場所へ行き 自分でお替りをよそうのです