スイレン & 沙羅双樹

今日は 年金者組合のMさんに誘っていただいて Iさんと三人でお庭のスイレン沙羅双樹の花が咲き始めたという 彦根の隣町にある臨済宗の古刹「天徳山 高源寺」を訪ねました

このお寺の創建は鎌倉時代だそうですが 戦国時代に廃寺となり その後江戸時代初期に再興され「高源寺」となったとのこと

名刹として大いに栄えたそうですが 明治9年(1867年)の火災で寺院の建物は全焼し ただひとつ 石田三成の居城であった佐和山城の裏門を移築した総門だけが焼け残りました 

その総門は 現在も堂々としたたたずまいを見せていました



お庭を見せていただく前に ご住職がそれぞれ親交のあった3人の亡き夫のために 不動明王立像を安置したお堂で読経してくださり 私たちもお参りさせていただきました




そして スイレンの浮かぶ大きな池のあるお庭を見せていただきました

池に落ちる滝の音がBGMです

スイレンは 優しいピンク色・・・



お抹茶とお菓子を戴きながら しばらくご住職とお話をしました

夫は ご住職と何度か写真の撮影旅行に出かけており その時撮った写真もパネルにしてわが家に飾ってあります



沙羅双樹の花は 前庭で咲いていました


数本ある木はどれも咲き始めたばかりです


枝には 真ん丸な蕾がたくさん付いていました




高源寺の広い境内には モミジの木がたくさんあり 若葉の緑がとてもきれいでした


このお寺の近くには 永源寺や湖東三山といった紅葉の名所がありますが シーズンともなれば大勢の観光客で大混雑します

その混雑を避けて こちらのお寺を訪ねる人も多くて 隠れたモミジの名所となっているとのこと



私はかつて「しだれ桜」の大木を見に 夫にこの高源寺に連れてきてもらったことがあります

老木で樹勢が衰えていた「しだれ桜」は その後伐採されたそうですが・・・



その時は「しだれ桜」に気を取られていたのか モミジがまだ芽吹いていなかったからか境内にこんなにたくさんのモミジがあるとは気づきませんでした


今度は 紅葉のころに訪ねて来ますと約束して ご住職とお別れし高源寺を後にしました