先月の28日29日 「青春18きっぷ」を利用して 山梨県の下部温泉と身延山に出かけました
年金者組合滋賀県本部「青春18きっぷの旅」サークル 今回の旅行で10回目となりました
滋賀県内それぞれの最寄り駅から 米原~大垣~豊橋~浜松~島田~富士と6つの駅で乗り換え電車を乗り継いで 目的地の下部温泉駅に到着するまでに 米原から7時間半を要しました
米原駅まで来るのに 更に乗換えと乗車時間が1時間以上加わる人も居るのです
新幹線と特急を乗り継いで今回の旅に参加した1人と下部温泉駅で 合流し 67歳から83歳まで高齢者ばかりの一行14人は 全員元気に下部温泉の老舗ホテルに着きました
ホテルの前は激しい流れの「下部川」
激しい水音で 眠れなかった人もいたようです
老舗ホテルには 昭和21年8月に俳人の高浜虚子が泊まったことがあり 玄関脇には「裸子を ひっさげあるく ゆの廊下」という自筆の句碑が建っていました
このホテルのお風呂には温度の違う二つの湯船があり 一つの湯船には湧き出た源泉が加温なしでそのまま引かれていて 31度というやや冷ためのお風呂はとても気持ち良く入れました
身延駅からは2台のジャンボタクシーに分乗して久遠寺へ向かいました
途中でタクシーを停めてもらって 三門を見学
京都の知恩院と南禅寺の三門とともに 日本三大三門のひとつです
三門の奥には 三門と本堂を一直線に結ぶ高い石段が見えました
石段は「菩提梯」といって 高さは104m 石段は287段あるそうです
息を切らしながらも登ってみたい気持ち・・・ 時間が無いのが残念でした
一行は 楽々とタクシーで本堂まで登りました
菩提梯を 上から見下ろすとこんな感じです
石段はとても高くて急で 目がくらみそう
登ってくるのも大変だけど 下りは転げ落ちそうで怖いかも知れません
間口3間 高さ39mの五重塔
平成20年 明治8年以来133年ぶりに再建されたそうです
お坊さんの案内で 本堂など建物内部を見て回りました(堂内撮影禁止)
始祖堂
美しい彫刻が施されています
なんだか可愛い感じのするこの人は誰?
素晴らしい竜の彫刻に 目を奪われました
客殿
樹齢400年のしだれ桜
歩いて登ると2時間半はかかるそうですが ロープウェーだと7分で頂上に
日蓮聖人は修行で毎日ここに登ってきて 故郷千葉の両親を偲ばれたとか
山頂の展望台では 時々切れる雲間から 少し富士山の頂上が見えてラッキーでした
記念写真を撮るまもなく 富士山は姿を隠してしまいました
復路は「青春18きっぷ」は使わずに 富士駅までJR身延線 静岡までJR東海道本線 静岡から米原までは東海道新幹線を利用しました
元気なつもりでも 長距離の移動はやはり疲れます
高齢者が「青春きっぷの旅」を楽しむためには無理は禁物
「青春18きっぷ」は行程の一部に利用するなどの工夫をしながら これからも「青春きっぷの旅」を楽しみたいと思っています