お寺柿

先日ハーモニカクラブのTさんから 柿を頂いた
子どもの頃から馴染みの柿で 「お寺柿」と呼んでいた懐かしい柿だ

昔 田舎では 殆どの家の庭に柿の木があった

真っ青な空に映える オレンジ色の柿…
「ふるさと」「田舎」をイメージする 典型的な風景…

実家にも 品種の違う 何本かの柿の木があった
その中に「お寺柿」があり 最もポピュラーな柿だった
日当たりのいい場所に出来た柿は とても甘くておいしかった
だが 時折渋い柿に出くわすことも… 

秋になると 柿の木には 長い竹ざおの先をVの字にカットした「柿バサミ」が立てかけてあり 自由に採って「おやつ」として食べていた
初冬のころの霜が降りた寒い朝 学校へ出かける前に柿を採り 歯に染みるような冷たい柿を食べたことが 懐かしく思い出される

スーパー等では売っていない柿「お寺柿」
Tさんのおかげで 懐かしい味とともに 子どもの頃の1シーンを思い出した