三日目も雨・・・
それでも利尻島鴛泊港のフェリーターミナルからは 利尻富士の姿が見えたのです！
ちなみにこちらは ２００８年４月に夫と行ったとき 泊まったホテルの前から見た早朝朝日に染まる利尻富士の姿です
部屋の窓から見えたときは大感激！ 寝ている夫を叩き起こしたことを思い出します
こちらはフェリーターミナルから見た利尻富士
写真を撮っている後姿は 夫です
当時は外で待って タラップを登って乗船しましたが 今回８年ぶりに訪れたフェリーターミナルは 稚内港 礼文島の香深港 利尻島の鴛泊港ともに新しく建て替えられていて ターミナルの２階と船を結ぶボーディングブリッジを渡って 乗下船しました
今回の乗船待ち風景
利尻島がだんだん小さくなって行きます
１時間４０分の船旅を終え 稚内港に戻ってまた長いバスの旅が始まりました
日本の最北端宗谷岬へ
車窓から 「間宮林蔵渡樺の地」の碑
宗谷岬 「日本最北端の地」モニュメント
お土産屋さんの正面に「北緯４５度３１分１４秒」の表示がありました
私の住んでいる彦根市は北緯３５度３０分 １０度の違いです
紋別に向かっている間に バスの車窓から見かけたメガソーラー設備のパネルの傾斜が わが地方のそれと比べて随分きついことに 緯度の高さと北の地であることを感じさせられたものです
周りの草地に咲いている白い花は何？
よく見るとそれは デージーでした
こんな場所で咲いているのが 不思議な気がしました
バスは オホーツク海沿いの国道２３８号線「夢街道オホーツク」を南下
猿払村で 天然ホタテづくしの昼食を戴きました
お刺身 フライ バター焼き・・・ ホタテ大好きの私には嬉しい昼食でした
枝幸（えさし）町のウスタイベ千畳岩
ここの草地にもデージーが群生していました
この黄色い花は何でしょう ムルチコーレに似た花です
次に訪ねたのは オムサロ原生花園
センダイハギが花盛り
ハマナスは咲き始めでした
雨は 小止みになってもまた降り出し 完全に止むことのないままに 紋別のホテルに到着しました
３泊４日の旅もいよいよ最終日（６月１５日）
ツアーのメンバーは 連日の雨にもめげず皆元気です
この日も・・・ 午前に訪ねたコムケ湖では少し青空が見えていたのですが それでもやっぱり 雨具は手放せませんでした
コムケ湖は約２００種類の野鳥が飛来する「野鳥の楽園」とのこと
鮮やかなオレンジ色の花が咲いていました
今までに見たことのない花です
帰宅後に調べたところ「コウリンタンポポ」だと分かりました
コムケ湖原生花園は 木道を歩きます
エゾツツジ
予定外のトイレ休憩で訪ねた「オホーツク流氷公園」のラベンダー畑
この時はまだほとんど咲いていませんでしたが これから７、８月にかけて広大な畑に４種類のラベンダーが咲くそうです
庭に植えられていたお花を写してみました
ラベンダーセージ
可愛い花ですが 名前は知りません・・・
イワタバコ
最後に訪ねたのは 国の登録有形文化財「上藻別駅逓」
旧上紋別駅逓は紋別市中心部から南へ２３ｋｍの上藻別にあり、大正１５年に官設の『駅逓』として建てられました。駅逓所とは人馬継立と旅人宿泊など運輸・通信・宿泊を一体とした明治以降の北海道独特の制度による建物で、紋別地方ではこの『旧上藻別駅逓』が唯一現存する駅逓建造物となっています。戦前の北海道独特の建築形態を有する古建築物で、平成２０年１０月に国の登録有形文化財に指定されました。また、鴻之舞金山は道道紋別−丸瀬布間にあり、大正５年に金鉱が発見され、翌年に住友が買い取り戦前から戦後まで東洋一の富鉱金山として栄えました。中でも金の埋蔵量は佐渡金山・菱刈金山に次ぐ第３位の産金実績を誇ります。１９７３年の閉山まで金７２．６トン・銀１，２３４トンを生産しました。現在も当時の金山跡は残っており、紋別では観光資源として活用もされ『ふるさと案内人シリーズ』としてガイドツアーも行われています。
私は「駅逓」のことも ここに金山があったことも 全く知りませんでした
紋別からは内陸部に入って バスは一路新千歳を目指します
梅雨がないと言われている北海道ですが 今回はすっかり雨に降られてしまいました
楽しみにしていた礼文島のお花畑に行けず お花もあまり多くは見られなかったのが残念でしたが 今回の旅の最大の目的「レブンアツモリソウを見ること」は叶いました
美味しい海の幸も堪能できたし 広大な北海道を体感し 季節が戻って再び新緑や早苗のたんぼを目にすることもできました
そして 一緒に旅した人たちとの交流も生まれました
夫との旅行を懐かしむとともに また新しい思い出も作れた楽しい旅でした
着陸前 上空から大阪夜景
旅っていいですね〜
７月にも８月にも 楽しい旅が待っています
