オオバノトンボソウ 〜今週の荒神山〜

先週は人間ドック胃の内視鏡検査で また先々週は日帰りバス旅行で2週続けてお休みをしてしまい 昨日は3週間ぶりの荒神山ウォーキングとなりました

年金者組合荒神山ハイキングサークルのメンバーはそれぞれ所用があって欠席し 参加者は私一人でした


3週間ぶり・・・ 蒸し暑い・・・ ひとり・・・ 足取りは重く 上りの車道歩きはいつになくしんどかったです


キイチゴの実は ほとんどがなくなっていましたが辛うじて写真に撮ることが出来ました


山頂の荒神山神社は 6月29.30日が水無月大祭で 拝殿の前には茅の輪が設けられていました



山頂では神社にお参りしたり ゆっくり休憩をして 下りはいつもの山道コースをたどりました

カクミノスノキの赤い実に 今年も出会うことが出来ました

五角形の実なんてオモシロイですね


そしてヤマモモの実にも・・・

荒神山ウォーキングを始めてから 何年も何回となくこの木の下を通っているのに このヤマモモの存在を初めて知ったのは昨年のこと


3週間も日にちが経ってしまうと 植物の様子はすっかり変わってしまうものですが カクミノスノキとヤマモモにはグッドタイミングで出会うことが出来ました


もう一つ このコースで確かめたい植物があったのです

蕾らしきものを見たのは3週間も前のことですから 多分花は咲き終わっているだろうな・・・と思いながらもその植物が生えていた辺りを注意深く探していると・・・

有りました! 

でも・・・やはり咲き終わり?


よく見ると まだ蕾のようです

近くにもう一本 さらにもう一本

花が咲いているではありませんか!!

緑色で 初めは花だか何だか分からなかったのですが 確かに花!

蘭のような花です


帰宅後 「蘭」を手掛かりにネットで調べてみると よく似た花の画像が見つかりました

でも その画像の葉っぱはほっそりとしていて 荒神山で見たのとは形が違いました

生育場所が「谷あい」だとか「湿地」だとか・・・ 

荒神山では明るい乾いた場所に生えていたのです

そしてようやく 生育場所 葉っぱや茎の様子が一致するものが見つかり この植物が ラン科ツレサギソウ属の「オオバノトンボソウ」(別名:ノヤマトンボ)であることが分かりました

花の形がトンボに似ているところから付いた名前の様です


2〜3年前にも まだ葉っぱだけのこの植物を見たことがあって 気になっていたのです

今年 再びこの植物を見つけ 次に蕾らしきものを見たときに 絶対花を見たい!と思いました

でも それから2週続けて荒神山ウォーキングをお休みしてしまったので 半分諦めていたのです

それが・・・ 丁度良いタイミングで見ることが出来たのでした


このオオバノトンボソウの花との出会いで 暑くて・・・しんどい・・・思いが一気に吹っ飛んだ今週の荒神山ウォーキングでした