長谷寺と室生寺へ

早朝に家を出てJRと近鉄を乗り継ぎ 奈良県長谷寺室生寺に行ってきました

 

長谷寺真言宗豊山派の総本山

f:id:miyako2226:20190620170527j:plain

わが夫が亡くなった時にお葬式や法事をお願いし お墓も建ててわが家の菩提寺となった長久寺は長谷寺の末寺です

長谷寺には30年ほど前 私より一回り年上の友人Kさんの車に乗せてもらって訪ねたことがあります

そのKさんは今年2月に亡くなりました

そんなこともあって 一度お参りしたいと願っていたのです

 

登楼

f:id:miyako2226:20190620175225j:plain

初めてこの場に立った時は 写真が趣味の夫とまた来たいと思ったのに・・・

その後も何度か「行きたいね」と話していたのに・・・

 

本堂

f:id:miyako2226:20190620180414j:plain

春の特別拝観期間中でしたので国宝の本堂の中に入り ご本尊の十一面観音菩薩さまの足に触れて 願いを込めてお参りしました

 

本堂前の舞台からの眺望

f:id:miyako2226:20190620182253j:plain

f:id:miyako2226:20190620182343j:plain

 

五重塔

f:id:miyako2226:20190620182603j:plain

 

長谷寺は牡丹で有名な花の寺ですが 今咲いているのは紫陽花

f:id:miyako2226:20190620182644j:plain

f:id:miyako2226:20190620183000j:plain

 

次に 電車とバスを乗り継いで室生寺

f:id:miyako2226:20190620184330j:plain

山中の川沿いを走るバスの車窓から見える橋の欄干がどれも朱色で 「女人高野」らしさを感じます

 

仁王門は 屋根の葺き替え工事のため覆いが掛けられていて見ることが出来ませんでした

f:id:miyako2226:20190620185113j:plain

 

室生寺は石楠花の寺 金堂の脇に名残の花が咲いていました

f:id:miyako2226:20190620185723j:plain

 

本堂 ご本尊は如意輪観音菩薩 

f:id:miyako2226:20190620190943j:plain

今までにも どこかで如意輪観音さまを拝んだことはあるのでしょうが あまり印象に残っていません

今回 室生寺如意輪観音菩薩さまには魅せられ惹かれ ジックリ見入ってしまいました

 

五重塔

f:id:miyako2226:20190620194140j:plain

何年か前 台風の倒木によって大きく壊れたと記憶しています

屋外に建つ五重塔としては最小だそうですが 私はとても美しい塔だと思いました

f:id:miyako2226:20190620194948j:plain

f:id:miyako2226:20190620195036j:plain



奥の院までの石段は700段

f:id:miyako2226:20190620195144j:plain

入山受付で 「キツかったら無理をせず途中まででも・・・」と念を押すように声を掛けられました

f:id:miyako2226:20190620195357j:plain

私たち そんな年寄りに見られたのかなぁ・・・と同行の友人

f:id:miyako2226:20190620200034j:plain

少々息は上がりましたが 膝痛が出ることもなく無事奥の院に着きました

f:id:miyako2226:20190620200210j:plain

着物を着た昔の女性が ここまで登って来るのは大変だったかもしれません

f:id:miyako2226:20190620200524j:plain

汗ばんだ体に 爽やかな風を心地よく感じながら石段を下りました

今回は 早朝に出かけたお陰で8時過ぎには現地に着き お昼過ぎには二つのお寺をゆっくり回ることが出来ました

 

同行の友人は お堂をめぐるごとに仏様の前で読経します

お経の読めない私はその横に座って心の中で「光明真言」を唱えました

南無阿弥陀仏」のお念仏で育った私は 「南無大師遍照金剛」は未だにシックリ来ないのですが「光明真言」だけはスラスラと唱えることが出来るのです

 

混み合うかもしれないけれど 牡丹や石楠花の咲く頃 紅葉の頃にもまたお参りに来たいもの・・・

念願のお寺にお参りすることが出来たこと 案内してくれた友人に感謝しつつ帰途についたのでした

                               f:id:miyako2226:20190620204911j:plain