12月8日の夜は ひこね演劇鑑賞会の12月例会で 無名塾の「左の腕」を鑑賞しました
松本清張の短編集「無宿人別帳」に収められた一話「左の腕」が原作のお芝居で 「仲代達矢 役者70周年記念作品」と銘打ち 能登演劇堂での公演を皮切りに演劇鑑賞会の例会など全国で87公演が上演されることになっています
そんな記念すべき作品を身近な場所で しかも今例会の「運営サークル」ということで 舞台の間近で見られたこと 本当に幸せでした
ひこね演劇鑑賞会は会員制で会費を持ち寄り 会員自らの手で自主的・民主的に運営されている演劇鑑賞団体です
会員は演劇を観るほかに 年に一度いずれかの例会の「運営サークル」に参加して 演劇を観る楽しさや劇団を迎える喜びなどを話し合い 中心になって会員の拡大に取り組みながら 例会の準備や実施作業に当たります
会員の減少が続いていた ひこね演劇鑑賞会は 会の存続のためには会員拡大が大きな課題となっていて 少なくとも前例会の会員数を減らさない「前例会クリア」が喫緊の課題です
そんな中今回の「運サ」では「新入会員30人を迎え会員数を380人に」を目標に掲げて頑張った結果 最終的には新しく33人の会員を迎える事が出来ました
運サのメンバーが作ってくれた「新入会員お迎えボード」に 飴細工を模した小鳥と金魚(運サメンバーに依る増が小鳥 メンバー外に依る増が金魚)がビッシリと並びました
前例会後の退会が1人だったこと 無名塾・仲代達矢さんの魅力に依ることも大きかったと思います
私は 加入している趣味サークルの会員さんにチラシを配るなどしてお誘いをしたのですが「このお芝居は観たいけれど・・・」と入会にはいたりませんでした
その後別の知人をお誘いして1人の入会者を迎える事が出来 更にわがサークル(グループ)のメンバーが3人もの入会者をお迎えしてくれて わがサークルが会員拡大の責任を果たせたことは大きな喜びとなりました
「運サ」では 劇団を色んな趣向でお迎えします
今回 例会の当日「運サ」メンバーは 飴細工を模したバッジを胸に付けてそれぞれ担当の作業をすることになりました
一人の「運サ」メンバーがフエルトで手作りしてくれた60個もの「飴細工」
私は 裏側に安全ピンを付ける作業を12~3個分お手伝いしただけでした
そのほか 劇団を歓迎する寄せ書きを書いたり
カーテンコールで 大きなボードに書かれた仲代さんの役者生活70周年をお祝いするメッセージを運サメンバーが1枚ずつ掲げたり
劇団の皆さんには 彦根のお菓子とひこにゃんのエコバッグをプレゼント
俳優の皆さんから お礼のメッセージを頂きました
また新入会員お迎えボードの模擬飴細工を作ってくれたある運サメンバーは 数日後の仲代さん89歳のお誕生日をお祝いして90個の飴細工からなる綺麗なレイをプレゼント
カーテンコールの時に仲代さんが持って出てきてくださって 会場からは一段と大きな拍手が起こりました
私はアイデアも浮かばず手作業も不得手で役に立たないのですが どの例会の「運サ」になっても必ず力量を持ったメンバーが居てくださって有り難い限りです
ロビーに飾ったボードと共に 運サメンバーたち
3日後には「左の腕」運営サークルとして最後の集まり「まとめの会」があり アンケートの集計などをしましたが さすがは無名塾さすがは仲代達矢さん とお芝居を絶賛する感想がたくさん寄せられていました
私は テレビで無名塾の稽古風景を見たことがありますが その稽古がしっかり反映されているのを感じながら食い入るように観たお芝居でした
まとめの会ではジャンケンに勝って 出演役者さんのサイン色紙を頂きました
私がひこね演劇鑑賞会に入会したのは2003年2月の第26回例会からでした
その年の10月第29回例会が無名塾の「森は生きている」で 観劇後の劇団との交流会でも抽選に当たり色紙を頂きました
12月例会は ひこね演劇鑑賞会第120回例会でした
これまでにずいぶんたくさんのお芝居を観たものですが 無名塾では「ドライビング・ミスデイジー」「ドン・キホーテ」「俺たちは天使じゃない」の例会がありました
個人的には 能登演劇堂へ出掛けて「バリモア」「肝っ玉お母ぁ」を観ました
このとき一緒に出掛けた友人が「左の腕」の能登演劇堂での公演に誘ってくれたのですが 鑑賞会の例会で見る事になっていたので同行はしませんでした
でも 2回観ても良かったかな・・・と思ったりしています
仲代さんには来年4月14日名古屋での千秋楽まで 元気にお芝居を続けて頂きたいと思います